「経理は顔を合わせてやるもの」に感じるのは当然です
会社のお金の流れや、給与や税金に関わる仕事だから、
経理は「社内の人間が、目の前にいてやる仕事」だと思われがちです。
「対応・相談・トラブル時は、やっぱり社員と一緒に机を並べてやりたい」と感じるのも、自然な感情です。
それでも、最近では「経理代行」「クラウド会計を使った遠隔サポート」といった形で、
対面ではないサービスが活躍しています。
どうして、直接会わなくても、経理サービスはきちんと回るのでしょうか?
理由① ツールが「現場とつなぐ」役割を果たす
今の経理は、多くの会社で「クラウド会計」や「請求書・経費管理システム」を使っています。
これらのツールは、インターネットを通じて複数人で同じデータを見ることができるため、
間に人がいなくても、経理担当者とサポートスタッフが同じ画面を共有できます。
たとえば、
– 入力ミスを見つけてすぐ共有
– 月末閉めの仕訳を同時ビューで確認
– 経理担当者と外部の担当者がチャットや画面共有で話しながら修正
といったことが、すべて遠隔で実現できます。
理由② 経理の仕事は「場所」よりも「流れ」の方が大事
経理の大切なポイントは、「誰がやるか」や「どちらのオフィスでやるか」よりも、
「誰が、いつ、何を、どうやって確認するか」という「流れ」です。
一度この流れをしっかり決めれば、物理的に離れていても、ルール通りに処理が回ります。
たとえば、
– 月はじめに経理担当者が「これの確認お願いします」と送る
– 支援先がそのデータをチェックし、必要なら修正コメントを戻す
– もう一度社内で確認して、完了
という流れを決めておけば、人と場所が遠くても、数字は安定して回ります。
理由③ クラウド化で「証憑」と「記録」が見える化される
遠隔でサービス提供するうえで、一番怖いのは「何がどこにあるか分からない」ことです。
しかし、クラウド会計や請求書管理ツール、経費精算システムを使うと、
請求書や領収書、月次帳票をオンラインで一元管理できます。
そのおかげで、
– 「どこに証拠が残っているか」が明確
– 「いつ誰が何を確認したか」の履歴も残る
– メールやチャットで照会資料をすぐ共有できる
という状態になります。
つまり、顔を合わせなくても「全てが見える」状態で仕事を進められるのです。
対面で雇う社員との違いはどこにあるか
ここでよく聞かれるのは、
「だったら、そのまま経理社員を雇えばいいのでは?
遠隔のサービスを使う意味はどこにあるの?」というご質問です。
実は、社員と遠隔サービスは、「役割の違い」だと考えていただくと分かりやすいです。
社員の場合
– 会社専任で、日常業務を一貫して担う
– 社内ルールや文化に深く関われる代わり、規模によっては専門性に限界が生じることも
遠隔サービスの場合
– 1人1社に縛られず、多くの会社の経理を見ているため
さまざまな業種・規模の「共通の課題と解決手法」を持っている
– 会社ごとのルールやシステムに合わせてサポート可能で、
社員よりも「最新のクラウド・効率化ノウハウ」を持ちやすい
「補助輪」のような、柔軟なサポートの役割
遠隔型の経理サービスは、
「社員の代わり」というより、「補助輪」のような役割だと考えています。
経理担当者がいれば、その方が主役で、
経理代行会社はその方に寄り添いながら、
– 月末締めの負担を軽くする
– 疑問点や迷いを共有しやすくする
– 業務のルールを整理して安定化させる
といった形で、数字を「安心して見られる状態」に整えます。
対面ではないからこそ、柔軟に対応できる場面も多い
逆に、遠隔だからこそ、会社側も働きやすい面もあります。
オフィスや座席の確保、社会保険や退職金の準備などを新たに整える必要がなく、
人件費や手続きの負担を抑えながら、専門的な経理の力を借りられるのがメリットです。
また、社内に1人しか経理担当者がいない会社では、
「誰かに相談できる人」を遠隔で持つだけでも、
とても安心感が高まります。
まるまる経理の考え方
まるまる経理では、対面ではなくても、
会社ごとの状況や担当者の負担感を丁寧にヒアリングし、
そのうえで「クラウド」や「業務の整理」を通して、
信頼して任せられる経理の仕組みづくりをお手伝いしています。
「社員を雇うか、外部サービスを使うか」は、
どちらかを選ばなければならない話ではありません。
時期や会社の規模に合わせて、
「社内担当+外部支援」の組み合わせを上手に使う、
それが今の経理を取り巻く現実に近い形です。
経理を「誰かの負担」ではなく、「会社全体で支える仕組み」に。
対面でも、遠隔でも、その結果が同じように守られることを大切にしています。
